予算と計画のジレンマ
今日は現場の話
まずはこれだ
我が家は基礎の立ち上がりは一部ポスト基礎を採用した。
理由は床下エアコンを導入するからだ。
断熱と冷暖房設備,いわゆる温熱環境は快適な住宅計画では重要だ。
我が家では控えめな計画になっている。
断熱はまた別の機会に記すが、換気計画は第3種換気でエアコンでの空調を選択した。
機能だけを考えれば一種換気の全館空調がベストだと思う。
しかし,予算的な問題がある。
大きな家ではないので,費用的な負担は少ないだろうが,それでも全館空調は本体費用が高額かつ,ランニングコストも安くない。
メンテナンスも必要でかつ,この費用も安くない。
全館を輻射熱でケアできる床下エアコンの場合,メンテナンスは通常の家電レベルであるし,本体価格はネットで購入すれば全館空調の10分の1ぐらいだ。
家づくりは常に予算との兼ね合いが続く,すべての面で満足のいく選択はできない。
予算の割き方のバランスが重要なのである。
この辺についてはまた別の機会に話したい。
ちなみに床下エアコンは事後策としては十分な性能だと思うが,機能上基礎断熱にしなければならず,シロアリの懸念が残る。
ここで少しでもリスクを解消するために,基礎一体打ちをおすすめする。
ちなみに我が家も一体打ちで計画を進めたが,最終的には二体打ちになってしまった。
希望していたにもかかわらず,二体打ちが一般的だからという理由で説明なく変更された。価格的な問題以外にもこうした問題で,変更を余儀なくされることも多い。
建築事務所も工務店もプロではあるが,完璧ではないので,とにかくしつこく確認を取って進めていくことをお勧めする。
(建築家と建てる・鎌倉で建てるさんのブログで,こうした問題があると知っていたにもかかわらず,こうなってしまったので正直だいぶ悔しい><)