シアワセの造り方

建築とインテリアと生き方のブログです。

建築

部屋と扉と私

今日はディテールの話 ここのところ長文で説明することもないので,インスタで済ませていたが, 今日は扉についてレビューをすることとする。 我が家のドアは造作ドアです。 初めはEP塗装で造作予定だったところが,KAMIYAになり,ポリ合板の造作に落ち着い…

ものづくりについて

今日はインテリアの話 毎年気になっている展覧会があったので行ってきました。 2020 トップ - 第十回 座る・くらべる 一脚展 +(プラス) 2020 場所は竹中大工道具館。 まずこの建物と常設展示が素晴らしいが,今回は特別展覧会。 我が家のインテリアを探して…

人の目には何が見えるか

今日は余談です web内覧会の途中ですが, 内覧会を続けすぎて単調になってきたので, 今日は余談の日にします。 我が家にはスキップフロア的な空間があります。 私はこうした余白が豊かさを引き出すと考えています。 こういった空間の何がどう豊かさにつなが…

建築中という霧中

今日は建設中の話 すでに竣工している住宅について建設の流れを追っていくことについては疑問があるし, だれも興味もないと思うので,内容を絞ってお届けする。 熱望していた建築家に依頼し,建設が開始され,予算的な不安はあっても 計画自体にはまったく…

需要と供給と個人の力

今日は住宅設備の市場の話 注文住宅を建てるにあたって,1番ショールームを巡り、施主が選ぶ楽しみを味わうのは設備だろう。 お風呂,キッチン,トイレ,最新の設備は常に施主をワクワクさせる。 しかし,施主ならば反面に設備のチョイスに四苦八苦させられ…

予算と計画のジレンマ

今日は現場の話 まずはこれだ 我が家は基礎の立ち上がりは一部ポスト基礎を採用した。 理由は床下エアコンを導入するからだ。 断熱と冷暖房設備,いわゆる温熱環境は快適な住宅計画では重要だ。 我が家では控えめな計画になっている。 断熱はまた別の機会に…

体験的住居2

昨日の続き。 家族が生き生きとする家とは何か。 最近では子どもの個室を作らず,あるいは小さくしてひきこもることができないようにするのが流行りらしい。 あるいはリビングを通らずば個室に入れないようにリビング階段にすることも流行っているらしい。 …

体験的住居

今日は家族関係と建築の話 ルイスバラガンは,「家は魂の安息所」と言った。 魂の安息する家とは何だろう。 安らかに眠れる家のことだろうか。 いや、それは体の安息を得られるだけだ 体の安息を求めるならば快適なベットがあればいい。 日本の郊外の街は長…

狭小住宅という名の宇宙

今回は建築の話 建築というものは,文化だ。 各国の風土や風習が建築に反映される。 そして国土が狭く、都会に住宅が密集しやすい日本の住宅特徴の一つに狭小住宅がある。 狭小住宅は,狭小であるがゆえに造りにごまかしがきかない。 素材選びにも気を使わな…

土地 ✖(施主+建築家)=?

今回はプランと建築の話 かつてコルビュジェは新たな建材を用いて,土地に左右されない新たなを作り出そうとした。 しかし,皮肉にも現在はそうして発展した建材の万能性を用いて,経済原理と法律に縛られる,画一的な家が多く生み出されている。 経済性はも…