ケンケンカグカグ
今日はインテリアの話
我が家の家具を紹介する。
家を新築に合わせ,家具も大半新調した。
いままでは,手作りより一般既製品だったが,
家をこだわって建てると既製品が合わなくなるんですよね。
沼が沼を呼ぶ事態です。
オーダーメードの選択もあるが,そもそもオーダーするにしてもコンセプトがない。
コンセプトを考えるために,とりあえずはDIYすることにしました。
まずは行動して,情報集め。
そしてその情報を次の実践に生かす。
コンセプトデザインの基本ですね。
家具でいえばDIYすれば,寸法も併せられるし,
捨てるときも原価は安価なものなので抵抗は少なく済みます。
というわけで,恥ずかしながらのDIYインテリアから紹介。
ダイニングベンチ(SPF材2×4&2×6)
浴室収納(シナランバ―コア210mm厚)
ステップスツール(みずき無垢材,ラワンランバーコア)
このほか棚板などもDIYしている。
DIYは必要性が生じたときに気軽に行うものだが,
抑えるところは抑えないとと陳腐になったり,コンセプトを引き出すチャンスを逃す。
気軽と真剣,自分の中では常に喧々諤々なのだ。
次はプロの仕事を見てもらおうかな。
それではまたお会いしましょう。
素敵な家たくさん見れます。ぜひどうぞ。
三寒四温
今日は住み心地の話
ご無沙汰しております。
3週間ほどお暇をいただいておりました。
やはりweb内覧会がいったん終わるとやりきった安心感もあって,足が遠のきますね。
まぁ今回からはゆるりと生活の様子でも残していきたいと思います。
酷暑を終えて,季節は足早に冬に向かっていますね。
今ぐらいなら半袖でも全然問題ありませんが,
床下エアコン1台で暖房を賄う我が家がどれだけ頑張れるか見ものです。
ちなみに吹き出し口は当初は下半分の板だけでしたが,上下がガラガラに開いているのが気になって,DIYでふさぎました。
真ん中の格子は無印を転用しています。
また,見えないですけど網入りです。(同じシナなのに微妙に色味が違うのが気に食わない)
中にはダイキンの床置き型エアコンが入っています。
今の時期は朝方だけ寒いので,夜中寝る前だけつけて,起きたら消しています。
ではまたお会いしましょう。
素敵な家たくさん見れます。ぜひどうぞ。
照らすテラス
web内覧会その13
今日はテラスの紹介
この上のゾーンである。
ここは庭であり,空であり,ハイサイドライトだ。
一階からは縦の広がりと空と光をくれるが,
二階からは路地を覗くような奥行きと光をくれる。
広さは4畳すらない。しかし狭くない。
床面の広さが広さのすべてではないからだ。
出てみるとどこまでも自分たちだけの空が広がっている。
web内覧会は今回で終了です。
建築家カテの皆さまの住宅を拝見して,
建築家に依頼することを決意した自分にとって,
web内覧会をやることは恩返しのつもりでした。
これからはもう少し気楽に生活のことを紹介したり,思うことを書いていきたいと思います。
ではまたお会いしましょう。
素敵な家たくさん見れます。ぜひどうぞ。
ものづくりについて
今日はインテリアの話
毎年気になっている展覧会があったので行ってきました。
2020 トップ - 第十回 座る・くらべる 一脚展 +(プラス) 2020
場所は竹中大工道具館。
まずこの建物と常設展示が素晴らしいが,今回は特別展覧会。
我が家のインテリアを探していた時に,家具職人さんから教えてもらいました。
それから毎年楽しみにしているイベント。
今回も素晴らしい椅子ばかりでした。
(特に気に入った椅子たち)
海外のデザイナーのインテリアや定番かつ長く愛された名作ももちろん好ましいですが,こうして日本の職人さんの手仕事を見ているとものすごく励まされたり,
気持ちが晴れやかになります。
お店で物を買うことが多くなるとどうしても元々の生(なま)の状態がわからなくなってしまいます。
家づくりもそうですが,もっと原始的な生の感触や感覚・実感を大事にした方が
生き方は豊かになると思います。
便利=よい・幸せではありません。
ものの良さや幸せは実感が伴わないと意味がないものだと私は感じています。
今年の会期は終わりましたが,来年はぜひどうぞ。
次回の内覧会でひとまず内覧会も終わりです。
そのあとは我が家のインテリアなんかも紹介できれば。
ではまた。
素敵な家たくさん見れます。ぜひどうぞ。
地下収納
web内覧会その12
今日は最後の余白スペースをとりあげる。
しつこいようだが我が家には3つの余白スペースがある。
今日はここの下のスペースを取り上げる。
下のスペースは位置づけとしては床下収納になっている。
いわゆる床下収納というのは,こういうものだ。
意味合いとしては一緒だが,
空間を広くして,周りの壁をガラスにすることで,床下収納というより,
半地下室のような形で使えるようにしている。
壁の穴は本棚になっていて,アルコープ的な使い方もできる。
しかも位置づけ的には外部空間になっていて,周りのガラスはペアガラスである。
周りがガラスにもかかわらず音が入らないため,書斎的な使い方もできる。
また,荷物を押し込めても低いためか視界に入らないので,本来の収納としても十分機能する。
無駄なスペースであるが,無駄に予算が割かれ,無駄に高性能なのである。
無駄=豊かさである現代を象徴した空間かもしれない。
庶民の住宅にある秘密基地なのだ。
床・壁:コンクリート打ちぱなし
本棚:シナ造作オスモシルクグレー塗り
ガラスサッシ:サーモスL
素敵な家たくさん見れます。ぜひどうぞ。
半年目の成績表2
今日は住み心地の話
今日は住宅の住み心地の話。
以前にも書いた住み心地の話の続き。
こうしたらよかったポイントをまとめていきたいと思います。
リマインドしてみましょう
ここをもっとこうしたらよかったランキング
1造作洗面棚
2ビニルクロス
3水回りの素材
4空調設備
5スイッチプレート
ネガティブな話ではなく,工夫のポイントとして受け止めて下さい。
1造作洗面棚
洗面の収納としての鏡付き洗面棚の話です。
写真の洗面器の上のやつですね。
ここはもともとはサンワカンパニーの既製品が入る予定でしたが,
壁との取り合いもあって,造作になりました。
正直このあたりの調整をしていた時は打ち合わせが多くて忙しい状況で,
あまり気が回っていなかったんですよね。
ほとんどの部分については細かく高さとかも調整していたんですが,
ここはそれが甘くなってしまって・・・
結果収納が3段取ったんですが,収納の高さが合わず,非常に使いにくくなってしまいました。
一段は20~23cmぐらい取った方がいいですね。
さらにシナ合板で造作して無垢のまま使っていたんですが,
これが良くカビます。洗面スペースの気積自体はかなりとれているので,
換気の問題かなぁとも思いますが,結局水性ウレタンニスで丸っとコーティングして
対処しました。それでもカビますけど,アルコールで拭き取れば落ち着いてきました。
いやぁやっぱり,検討を甘くしたところはそれだけのツケが来るもので,
「小処(しょうしょ)に滲漏(しんろう)せず」
ですね…。
2ビニルクロスについて
我が家では予算の都合もあって,シンコールのビニルクロスを使っています。
このビニルクロスが質感が良くて,ぱっと見塗装壁と見分けがつきません。
また,防汚性もよくて,ちょっとした汚れなら水拭きでだいたいとれちゃいます。
これはいい点,しかしやっぱり薄いタイプの繊細なビニルクロスになるので
ちょっとしたぶつけで凹み,破れがあります。
子どもが遊ぶ部屋なんかには向かないクロスですね。
それに継ぎ目はやっぱり目立ちます。柄がない分特に。
私は気になりませんが,妻は接着剤のにおいなども気にしていますし,
後々のメンテナンスのことなんかを考えると,予算が許せば塗装や紙クロスなんかが
オススメかもしれません。
ただ,洗面所などの防湿タイプなどはいいですね。
さっきの洗面棚の話にも共通しますが,ビニルクロスは濡れに強いですし,
周りの木部にカビが付くわりにカビも全くつきません。
そういった箇所にはお勧めです。
3水回りの素材
ちょっとザクっとしたいい方にはなりましたが具体的には洗面所の天板と,
キッチン天板です。
キッチンは無垢バーチ集成材,洗面所天板はシナ合板のオスモ塗装です。
さっきからずっとカビの話をしてますけどここもカビの話です(笑
クックトップ側の天板は無垢材は実は使い勝手がいいと思っていて,油汚れなんかもあまり気になりません。オイル塗装なんかも長持ちするし,
熱いものを乗せてもあまり問題ないです(さすがに熱々はあまり乗せたことないですけど)
ですが,シンクがわの天板になると事情が変わって,水が良くつくのと,
ふき取る頻度が多いからかオイルの塗装もはがれやすく,カビもやっぱりついてしまいます。
洗面所なんかは常に拭き続けるのはつらいですし(オーバーカウンターだと特に)
使うにしてもガラス質塗装を施すなど対処をするか,かなり気を使ってメンテするしか
ないですね。
面倒くさがりな人は水回りはコーリアンやステンレスを使った方が無難だと思います。
4空調設備
我が家は3種換気で2台のエアコン(うち一台は床置きタイプ)で空調を回しています。
躯体性能が上がっているからか,賃貸住まいの時と比べると格段に住みやすくはあるのですが,やっぱりパワー不足を感じることもありますね。
冬季は床下エアコンで基礎を温めて,輻射暖房を狙っていますが,温度ムラもなくはないなという印象です。
やっぱりネットで情報などを見るといいこと書いている人が多いですし,
実際,間取りや断熱,熱射取得の調整などでカバーできることかもしれません。
ですが,万能ではないとも思うので,過剰な期待は禁物だと思います。
床下エアコンの家なんかは別途OMソーラーなどを導入していることも多いですし,
組み合わせで,カバーしていくことも検討してみるとよいと思います。
今なら予算が許せばOMXなんかも検討に入るのでしょうね。
5スイッチプレート
最後にスイッチプレートです。
これもすでに問題点として挙げていましたが,
我が家はパナソニックのソースタイルを実装しています。
新商品なので,あまりレビューもないと思います。
このスイッチプレートは単体だと文句ない出来だと思いますが,
まだ,機能スイッチの対応がないのが問題ですね。
機能スイッチと組み合わせるとどうしても種類のばらつきが出てしまって,
統一感が欠けてしまいます。
個人的にはJIMBOのNKシリーズが苦手なんですけど,隙間に設置する細型のスイッチなんかはJIMBOしかないので,選択肢が限られてしまいます。
メインスイッチをこちらにしたことはとてもいいと思っているんですが,
このあたりのチョイスが難しいところです。
以上で,まとめです。
半年目の成績表を出すとすると
「優」としたいと思います。
デメリットや気に食わないところもありますけど,
どうしても我慢できないところはないですし,問題点を解消することを考える
のは家づくりが続いているようで楽しいです。
とはいえ,今後長い目で見ていけばまた違った点が出てくるかもしれませんので,
また報告していきたいと思います。
あ,最後に今回はカビの話ばっかりしてましたが,かびやすい家というわけではないと思いますのであしからず^^;
これはやばいと思ったのは造作洗面台のカビぐらいで,あとは神経質な性格のほうが問題かもしれません。
ではまたお会いしましょう。
素敵な家々が見られます。ぜひどうぞ。