延べ床面積=広さ?
今日は住宅プランの話の続き
「おもしろい」案にたどり着くまでに,考えた案についての話だ。
まず案を見てみよう。
その案がこれだ。
※手前には2階までの壁があると想像してほしい
※図面は仮に作ったもので雰囲気だけである。尺は正しくない。
いわゆる中庭で挟み込んだ案だ。外とつながった室内空間が欲しかったためこうなった。
前回あげたような案などを踏襲した形だ。
この案は非常に,使い勝手がよさそうだった。名ブロガーさんの家のプランにも似たところがあり,収納も多く,動線にも無駄がなかった。
しかし,洗面や収納,寝室など十分な広さが確保されていたにもかかわらず狭さが目立った。
このほかにも前記事のように,中庭の位置を入れ替えつつ,検討を重ねた。
しかし,どの案にしても結果は変わらず,余裕があるようで狭さが払しょくできないような感覚が付きまとった。
床面積が十分であるにもかかわらず閉塞感があるのだ。
不思議な感覚だった。
あんなに素敵なブロガーさんや建築例と同じようにならなかった。
インターネットで得られた情報は今回の土地ではうまく合わなかった。
結果として建築家のアイデアを発展させる形で最終案が決定された。
最終案のほうが延べ床面積が狭い。
しかし余裕は最終案のほうがあると思う。
わかりやすさだけではいい案にならない。あらゆる可能性を追っていき,チャレンジを恐れず選び取る必要があるのだと感じた。
※見やすいブログを作るためにいろいろ工夫中。
記事が出たり消えたり,内容が気づけば修正されたり,見づらいと思いますがお付き合いください。